Microsoft Teams の会議を自動で文字起こしする方法 — ボットを入れずに、議事録と ToDo まで作る

Microsoft Teams の会議を、ボットを招待せずに自動で文字起こしする手順です。Chrome 拡張 TaskSymphony がライブキャプションを自動でオンにして書き起こし、会議の終了後に要約と ToDo を作り、議事録はボタンひとつで作れます。社外の会議にゲストで参加する場合の注意点も説明します。
この記事の要点
- TaskSymphony は、Chrome で参加した Teams 会議のライブキャプション(字幕)を読み取って書き起こします。会議にボットは参加しません。
- 拡張機能が Teams のライブキャプションを自動でオンにします。利用者は字幕の操作をしません。
- 会議の終了後に要約と ToDo を自動で作ります。議事録は「議事録を作成」を押すと作れます。
- 社外の会議にゲストとして参加する場合も使えます。Teams のデスクトップアプリには対応していません。
Teams 標準の文字起こしで足りないこと
Microsoft Teams には、ライブキャプション(字幕)と、会議の文字起こし(トランスクリプト)が用意されています。文字起こしを開始できるか、終了後に保存できるかは、主催者の組織の設定と、参加者の役割で決まります。
社外の会議にゲストとして参加する場合、自分の側では文字起こしを開始できず、終了後の記録も主催者側にしか残らないことがあります。主催者側にしか記録が残らないと、自分の会社の ToDo の管理には使いにくいです。
TaskSymphony は、自分の Chrome の画面に出る字幕を読み取る方式です。ライブキャプションが使える会議であれば、主催者の契約に関係なく、自分の記録として残せます。
TaskSymphony が Teams でしていること
- Chrome で Teams の会議に参加すると、拡張機能が会議を検出します。
- 拡張機能が Teams のメニュー(その他 → 言語と音声 → ライブ キャプションをオンにする)を操作して、ライブキャプションをオンにします。
- 画面に出た字幕を、発話者の名前と一緒に読み取って書き起こします。
- 会議を退出すると、書き起こしから要約と ToDo を自動で作ります。
- ダッシュボードで「議事録を作成」を押すと、話者ごとの議事録を作ります。

ライブキャプションは、オンにした人の画面に表示されます。会議の参加者一覧に、別の参加者(ボット)は増えません。ただし、記録することは参加者に伝えておくことをおすすめします。
はじめかた(3 ステップ)
Chrome に TaskSymphony を追加する
Chrome ウェブストアから追加します。
アカウントを作り、拡張からログインする
無料で登録したあと、Chrome の拡張アイコンからログインします。Free プランは、会議の書き起こし 月 5 件・議事録 月 2 件まで無料です。
Teams の会議に Chrome で参加する
字幕のボタンも、記録開始のボタンも押す必要はありません。画面の隅に TaskSymphony のパネルが出て、発言が増えていきます。

会議のあとにできること
- 要約(議題・議論・結論の 3 行)と ToDo(担当・期限・根拠になった発言つき)が、退出から 1 分ほどでダッシュボードに届きます。
- Slack を連携しておくと、ToDo を指定のチャンネルへ自動で投稿します。
- 「議事録を作成」を押すと、発言者つきの議事録ができます。Word・TXT・Markdown で書き出せます。
- 「先週の〇〇社との会議で決まったことは?」のように、最近の会議をまたいで質問できます。

うまくいかないときの確認
| 起きていること | 確かめること |
|---|---|
| パネルが出ない | 拡張にログインしているかを確かめます。拡張を入れる前から開いていた会議のタブは、再読み込みします。 |
| 字幕が英語で出る | Teams の字幕の設定で「話し言葉の言語」を日本語にします。TaskSymphony のパネルにも案内が出ます。 |
| 字幕がオンにならない | Teams の「その他 → 言語と音声 → ライブ キャプションをオンにする」を押します。主催者の組織が字幕を無効にしている会議では使えません。 |
| 途中で記録が止まった | 字幕の表示が消えて 30 秒戻らない場合、拡張機能がオンにし直します。戻らないときは、パネルの案内に従ってください。 |
データの扱い
音声は保存しません。残るのは、書き起こしのテキストと、要約・ToDo・議事録です。AI の処理には OpenAI の API を使い、送ったデータはモデルの学習に使われません。詳しくはセキュリティとデータの取り扱いをご覧ください。
よくある質問
Teams にボットを招待する必要はありますか?
ありません。TaskSymphony は、自分の Chrome の画面に表示される字幕を読み取ります。会議の参加者一覧に別の参加者は増えません。
ゲストとして参加する社外の Teams 会議でも使えますか?
使えます。Chrome で会議に参加すれば、主催者の組織の設定に関係なく、自分の記録として書き起こせます。ただし、主催者の組織がライブキャプションを無効にしている会議では字幕が出ないため、書き起こせません。
相手に記録していることは分かりますか?
会議にボットは参加しません。ライブキャプションは、オンにした人の画面に表示されます。記録することは、参加者に伝えておくことをおすすめします。
Teams のデスクトップアプリで参加した会議は書き起こせますか?
書き起こせません。Chrome で開いた会議だけが対象です。招待リンクを開いたときに「このブラウザーで続ける」を選んでください。
料金はいくらですか?
Free は ¥0 で、会議の書き起こし 月 5 件・議事録 月 2 件まで使えます。Pro は月 ¥4,980 で議事録 月 20 件、書き起こしは無制限です。Team は 1 人あたり月 ¥3,480(3 人から)で、議事録は 1 人 10 件分をチームで共有します。
参考にした公式情報
- Microsoft サポート: Use live captions in Microsoft Teams meetings
- Microsoft サポート: Start, stop, and download live transcripts in Microsoft Teams meetings
他社の製品の機能や条件は、各社の公式情報をもとに書いています。執筆後に変わることがあるため、最新の内容は各社の公式情報で確かめてください。
次の会議から、TaskSymphony で記録する
Free プランは ¥0 で、会議の書き起こし 月 5 件・議事録 月 2 件まで使えます。クレジットカードの登録は要りません。
この記事は TaskSymphony 編集部 が書いています。製品の仕様は執筆時点のもので、変わった場合は記事を直して更新日を書き換えます。記事の書き方は編集方針をご覧ください。誤りに気づいたときはお問い合わせからお知らせください。